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近年の集中豪雨には,(1)降雨の範囲が大変に局所的である,(2)降雨時間が短い,(3)単位時間当たりの降雨量が多い,といった特徴がある。このようなごく限られた範囲に集中して一度に降る降雨を都市型のゲリラ降雨と言われており,1時間に100mmを超えるような集中豪雨の件数も最近になって増加している(図−1)。発生原因ははっきり解明されていないが,ヒートアイランド現象も要因の一つといわれている。
地下街,地下鉄,ライフラインなど地下空間が高度利用されている大都市において,このような降雨によりひとたび浸水が発生すれば,生命・財産はもとより,経済に与える影響が大きく,都市機能が完全に麻痺することとなる。(都市型水害)
平成11年6月には1時間77oという激しい雨のため,JR博多駅周辺が浸水し,JRや地下鉄の運休,ビル地下街では逃げ遅れた従業員が死亡する水害が発生している。また,平成12年9月の名古屋市周辺では時間雨量100oが記録され,50万人に避難勧告,死者9名,浸水家屋7万戸,被害額8,700億円という激甚な災害となった。
この時の雨は下水道計画で想定していた規模を超えるものであったが,都市機能が集積した大都市を襲ったことで,水害の脅威を改めて認識させ,大都市における浸水対策に多くの課題を残した。
図−1 1時間降水量の年間延べ件数
【全国アメダス地点(1300箇所)より】
参 考 文 献
1)下水道における都市水害対策の推進.月刊下水道.vol.29,no.478,2002.8.
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