海江田 秀志
(一財)電力中央研究所 研究アドバイザー
1. はじめに
地球温暖化対策への取り組みとして再生可能エネルギーの開発が世界的に進められている。我が国では2050年に CO2 の排出を実質ゼロにするとの目標が示され,固定価格買取制度(FIT)の導入などにより太陽光発電や風力発電の設置が急速に進んでいるものの,日照や気象による出力の変動が大きく,電力需給のバランスを図るためのバッテリーの併設や火力発電の出力調整などが必要であり,また FIT の賦課金の負担も問題となっている。
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