会誌「電力土木」

　中部電力?長篠発電所は，我が国で初めて，水車と発電機を縦軸で連結する「ナイアガラ型」を採用した発電所である。1912年(明治45年)の運転開始以来100年余り経過し，水車発電機の劣化が著しいことから，今回主要機器の取替を行うと共に170 kW の増出力を図った。工事は2018年12月より準備工事を開始し，2019年 4 月より本体工事に入り，2021年 4 月に運転を再開した。本稿では，水車発電機改修工事のうち土木工事の概要について報告する。

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