会誌「電力土木」

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総説

津波被害関数に関する研究の深化:40年間の被害データによる事例

 

サッパシー アナワット

東北大学 災害科学国際研究所 災害リスク研究部門 津波工学研究分野 准教授 

 将来的な発生が想定される津波から施設・設備等の被害を定量的に評価する際には,津波の流体力学的な諸量と被害率との関係を示す“津波被害関数”が用いられる。本稿では,この40年間,東北地方またはインドネシア等,国内外で発生した巨大津波による被害データより構築された津波被害関数のレビューを行い,建物,防潮林,産業施設,漁船,養殖施設等を対象した津波被害関数の多様性,精度の深化及び今後の課題について紹介する。

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