会誌「電力土木」

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電力土木回想

走馬灯と常夜灯

 

笹川 稔郎

東北発電工業? 取締役社長

1. はじめに
 この世に生を受けて65年,電力土木に携わり40年間の経験から,私自身の人生を振り返ると,自然災害,特に大地震との付き合いから切り離せなかったと感じます。
 初めての経験は1964年 6 月に発生した新潟地震で,新潟市内の実家が 2 週間に亘り1.5 m 程浸水したままだったこと,水道管が破裂したように吹き上がっている噴砂が小学校の校庭から見えたことを記憶しています。
 2 回目は1978年 6 月に発生した宮城県沖地震で,津波研究室に在席していた学生であり,無謀にも大学から閖上海岸まで津波を見に行っていました。
 3 回目は2011年 3 月のあの東日本大震災です。
 それでは,これまでの電力土木技術者としての会社人生を自然災害とともに振り返ってみたいと思います。

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