会誌「電力土木」

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技術情報委員会だより

〜水力技術百年史の紹介〜 〈地下発電所〉

 

1. 概要
 1.1 地下式発電所の利点
 通常,発電所の規模が同等であるならば,地上に構造物を建設するよりも地下に築く方が基本的に建設費用は大きくなり,施工期間が長くなる。これらのコストを超える利点がある場合に発電所の設置場所として地下が選ばれる。この利点の例としては,a)地上発電所よりも地質・地形に支配されずに効率的な配置が可能となる,b)冬期における工事の難易度が低下する,c)埋設する事で鋼構造やコンクリートの耐用年数の向上につながる,等が挙げられる。また,設置場所が国立公園内などであった場合にはコスト的に不利であっても景観保護の観点から地下発電所が採用される場合もある。

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