会誌「電力土木」

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報告 その他

Hi ビーズを活用した中海での自然再生事業への取り組み 〜自然再生推進法に基づく窪地環境修復事業の成果事例紹介〜

 

井上 智子

中国電力? 電源事業本部 石炭灰有効活用グループ

中本 健二

中国電力? 電源事業本部 石炭灰有効活用グループ マネージャー

桑原 智之

島根大学 生物資源科学部 環境共生科学科 教授

國井 秀伸

中海自然再生協議会 会長 (島根大学 名誉教授) 

 島根県東部と鳥取県西部にまたがって位置する中海(汽水湖)では,戦後の食糧難を解決する目的で1963年から国営中海干拓・淡水化事業が開始された。2002年には事業が中止されたものの,多くの自然環境(浅場等)が失われ,約 8 km2 におよぶといわれる浚渫窪地が残され中海の環境は脆弱な状況にある。そのような中,自然再生推進法に基づき中海自然再生協議会が法定協議会として発足し,中海の自然再生への取り組みが進められている。この取り組みのうち浚渫窪地の環境修復事業について関係機関の協力のもと Hi ビーズ(石炭灰造粒物)を用いた窪地埋め戻しを2012年度から実施している。この自然再生事業とこれまでの成果について報告する。

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