会誌「電力土木」

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報告 水力

湯之谷発電所ダム改良工事のうちえん堤嵩上げ施工概要

 

長谷川善和

東北電力? 長岡発電技術センター

折笠 信一

東北電力? 長岡発電技術センター

 湯之谷発電所 湯之谷ダム(高さ14.527 m)は,洪水吐き設備として鋼製ゲート 2 門(電動)と木製角落し13門(電動ホイスト)により,350 m3/s(設計洪水量)の出水処理を行っている。木製角落しの開閉操作は,現地での電動ホイスト操作が必要となるなど操作時の社員の安全確保や,急激な出水時のゲート操作等が課題となっている。
 一方,湯之谷発電所は,平成23年新潟・福島豪雨により湯之谷ダムを含め大きな損傷被害に見舞われ発電停止となった。
 このため,被災復旧にあたっては,原形復旧ではなく前述の諸課題を解決するために出水時のゲート操作を要しない自由越流方式(ゲートレス化)へのダム改良工事を計画したもので,えん堤嵩上げが完了したことからその概要を報告する。

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