会誌「電力土木」

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報告 水力

水力発電計画における河川流量推定への衛星全球降水マップ(GSMaP)の利用可能性

 

森 貴寛

電源開発? 国際営業部 技術室 土木タスク

中村 滋

前 電源開発? 国際営業部 技術室 土木タスク

山地 萌果

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門 地球観測研究センター 研究開発員

 昨今,再生可能エネルギーが重要視される中,水力発電への注目が集まっている。特に,電力需要が逼迫する途上国での必要性が高まっているが,水力発電計画に必要な水文資料が整っておらず,事業性評価の課題となっている。電源開発(J-POWER)では,国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開する衛星全球降水マップ(GSMaP)の水力発電計画への利用を想定し,その実用性を確認するため,JAXA と2018年から共同研究を実施してきた。その結果,GSMaP の誤差には一定の傾向があることが確認され,それを踏まえれば有効に利用できるという見通しが得られた。

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