会誌「電力土木」

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技術情報

フライアッシュを用いたトンネルの長寿命化対策―リサイクル資材を有効活用した覆工背面空洞注入工(SR-LG 工法)―

 

橋本 泰男

(株)ケー・エフ・シー 建設事業部 部長

今井 健二

(株)ケー・エフ・シー 建設事業部 東京建設部 営業課 課長

森本 真吾

(株)ケー・エフ・シー 技術部 トンネル技術室 解析課

概 要 

SR-LG(Space Rock-Long Grout)工法は,リサイクル資材であるフライアッシュを用いたトンネル覆工背面空洞注入工法である。細骨材にフライアッシュを使用することで,注入材は覆工背面空洞への充填性が良いばかりでなく,流動性も向上し,4,000 m 程度の長距離圧送が可能である。このため,本工法は,道路トンネルだけでなく,導水路トンネルのような長距離でかつ小断面のトンネルというような施工条件においても適用可能な工法である。本報文では,SR-LG 工法の概要について示すとともに NETIS 登録(登録番号:HK-120037-A)後初の実施工となる雄冬防災事業の「一般国道231号石狩市新雄冬岬トンネル工事」での施工状況について報告する。
 

キーワード:山岳トンネル,導水路トンネル,覆工背面空洞注入工,長距離圧送,フライアッシュ,環境負荷低減

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