会誌「電力土木」

目次へ戻る

報告 その他

大井川(発)導水路合流部改良工事における既設構造物の近接部トンネル掘削工法

 

横洲 弘武

中部電力(株) 東京支社 技術グループ 副長

岩本  順

中部電力(株) 静岡支店 大井川電力センター 土木課 副長

概 要 
大井川水力発電所は複雑な水路形状を有しており,通水能力に問題があったことから,通水能力を改善するため,連絡ずい道を構築する水路改修工事(導水路合流部改良工事)を発電所停止期間内(110日間)で実施することとした。連絡ずい道は,重要な既設構造物近接での施工となるため,機械による掘削を計画していたが,周辺岩盤が硬質であったことから良好な掘削進行長が得られず,工期内での完工が危ぶまれた。今回 NRC(New Rock Cracker 多段式非火薬岩盤破砕システム)を用いた低発破振動掘削工法を用いることで近接構造物への発破振動による損傷を与えることなく安全に,かつ工期内に完工することができたため,本稿では,その施工内容等について報告する。
 

キーワード:導水路改良工事,低発破振動掘削工法,近接施工

ホームページ上では、「概要」のみを掲載しております。

     
     
ページのトップへ