会誌「電力土木」

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特集:環境・リサイクル 【水力】 (平成23年 11月号)

豊実発電所改修工事における解体コンクリートの有効利用

藁谷正則

東北電力(株) 豊実・鹿瀬発電所工事所土木建築課長 会員

多田誠

東北電力(株) 豊実・鹿瀬発電所工事所土木建築課 主査 会員

高橋潤

東北電力(株) 豊実・鹿瀬発電所工事所土木建築課 会員

【概要】

 豊実発電所は昭和 4 年に運転を開始したダム式発電所であり,経年による劣化が見られたことから,現在,改修工事を行っている。改修工事に伴う既設発電所の撤去・解体時には,大量のコンクリート塊が発生するため,経済性や環境負荷低減の対策として,発生したコンクリート塊から再生骨材を製造し,再生骨材コンクリート用の粗骨材や埋戻し材として有効活用する計画とした。本稿では,解体コンクリートの有効利用計画および実績,ならびにこれまでに実施した再生粗骨材,細骨材についての各種試験結果の概要について報告する。

キーワード:改修工事,解体コンクリート,再生骨材,再生骨材コンクリート

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