会誌「電力土木」

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海外だより (平成23年 09月号)

メコンの夕陽

 

三浦雅彦

中部電力株式会社

【1.メコンとのであい 】

なぜかメコンには夕陽が似合う。
  初めてメコンを見たのはいつであったか思い出してみると,およそ10年ほど前の2000年 4 月に友人と 3 人でベトナム南部を旅したときであった。その後,JICA 専門家としてカンボジア駐在の友人を訪ねたときにメコンの支流にあるトンレサップ湖を見たのが 2 度目である。3 度目は,海外電力調査会の調査として国際協力と水力開発の大先輩である足立隼夫さんと一緒に中国の昆明から陸路を延々と11時間かけてたどり着いた大朝山水力発電所の視察が 3 度目である。ただし中国ではメコン川の上流をランチャンジャン(瀾滄江)と呼んでいる。4 度目に見たのは,2005年 8 月,ラオスにおいて IPP 投資プロジェクトを探して訪問したビエンチャンで滔々と流れるメコン川に面したときであった。

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