会誌「電力土木」

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報告 【研究】 (平成23年 07月号)

地盤改良工事モニタリングへの電気探査法の適用

塩竈裕三

(財)電力中央研究所 地球工学研究所
構造工学領域 主任研究員 会員

小早川博亮

(財)電力中央研究所 地球工学研究所
地圏科学領域 主任研究員

久野春彦

(財)電力中央研究所 地球工学研究所
地圏科学領域 上席研究員

【概要】

 薬液注入による未固結地盤の改良では,薬液の充てんにより地盤の電気比抵抗値が変化することから,改良前後に電気探査手法を適用することにより,改良範囲,改良程度の確認が非破壊で実施でき,さらに改良中にも適用することで改良工事のモニタリングが可能になると考えられる。本報告では,セメント系薬液を用いた地盤改良工事に対して高速に測定が可能な電気探査装置を適用し,改良工事のモニタリングを実施した。その結果,改良工事の進展を電気探査法により定性的にモニタリングできることが明らかとなった。

キーワード :未固結地盤,陥没,セメント系薬液,電気比抵抗,リアルタイムモニタリング

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