会誌「電力土木」

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報告 【原子力】 (平成23年 07月号)

上関原子力発電所周辺の大深部地質構造
―二船式海上音波探査及び航空重力探査結果による―

田中雅章

中国電力株式会社 上関原子力立地プロジェクト
耐震土木担当 会員

山本健太

中国電力株式会社 上関原子力立地プロジェクト
耐震土木担当 会員

田中竹延

株式会社阪神コンサルタンツ 第二事業部門

 

【概要】

 本研究では,上関原子力発電所建設予定地が位置する瀬戸内海西部の大深部地質構造を把握し,発電所施設の耐震設計に反映するため,大容量エアガンを音源とする二船式海上音波探査及びヘリコプターによる航空重力探査を実施し,これらの結果を総合的に解析した。  その結果,上関原子力発電所の南方に位置する中央構造線は北傾斜で,深部では緩やかな傾斜となる。また,上関原子力発電所付近での速度構造は概ね水平な構造を示し,速度値も深部に向かうにつれて漸増傾向を示すことが確認された。

キーワード :瀬戸内海西部,中央構造線,大深部地質構造,二船式海上音波探査,航空重力探査

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