会誌「電力土木」

【概要】

　関西電力(株)では既設揚水発電所の奥多々良木発電所 1, 2 号機において，発電電動機を定速機から可変速機に改修する工事を実施している。本稿で報告する工事は，可変速化に必要な励磁装置等の設置スペースを確保するため，既設横坑の拡幅掘削を行ったもので，稼動中発電設備の直近での作業であることから施工計画段階より既設設備への影響防止を重点課題として実施したものであり，この施工概要について紹介する。

キーワード ：揚水発電所，可変速化，発破掘削，振動制限，情報化施工

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